日の落ちるのが、随分遅くなったと思いませんか。
冬至の頃に比べると、20分近ほど日没が遅くなっただけですが、
夕方の風景がまったく違って見えます。
先日夕方5時に西の空を撮った写真です。
夕暮れのオレンジ色の空に漂う黒い雲が見えます。
これはあすの天気を悪くするようなものではありません。
夕暮れ層積雲といって、昼間できた積雲の成れの果てです。
日中できた積雲(綿雲)が、気温が下がり対流が収まってきたためにつぶれてできた雲です。
幻想的な夕暮れの空は、季節がまた春に向かって歩み始めたことを感じさせてくれます。
太陽は少しずつ確実に力強さを増して、風は冷たく真冬の空気でも、
日なたを歩いていると、目を開けていられないほどのまばゆさと降り注ぐ白い光が
妙に新鮮な気分にさせてくれます。
寒いと一日中部屋の中にいたり、
仕事でビルから出られなかったりすることも多いのですが、
こうした光の強まりを感じることは、心や体の健康を保つのに
とてもプラスに作用しているように思います。
先日丸一日降った雨のあと、夜道を歩いていると、
どこからともなく土のにおいがしました。
冬のきりっとした清涼さとは違うそのにおいには、どこかやわらかさが感じられました。
これも厳冬で見つけた小さな春の訪れなのかもしれません。

【東京日没の空】 【刻々と変化】
投稿者 高塚哲広