「北朝鮮の7日間」ニュースリアルタイム(日本テレビ)で好評放送中 「北朝鮮の7日間」は、朝鮮中央テレビの放送を通じて、北朝鮮の動向をチェックするコーナーです。その影には、毎日7時間、朝鮮中央テレビをウォッチして、記録をとり続けるスタッフの存在がありました。そんなスタッフが、チェックした北朝鮮の最新動向です! 最新ニュース 日テレNEWS24 北朝鮮ウォッチャー日記

聖火リレー(2)

(2008/05/06)


 

今日は、お約束どおり、去る4月28日、北朝鮮国内を初めて走った聖火リレーの
様子をリポート致します。

なが〜い演説終え、金永南委員長から第一走者のパク・ドゥイク氏に聖火が渡されて、いよいよスタート!!

走り出したパク・ドゥイク氏を、2台の白バイが先導します。
パク・ドゥイク氏を囲むように、話題の聖火防衛隊が5〜6名ついています。
そして沿道にはたくさんの人々がおなじみの花飾りを振っています。

聖火は主体思想塔を出発してピョンヤン市内をたどり、ゴールの金日成広場まで
20キロ区間を20人の走者が聖火リレーを担当します。

その途中、広場で踊っている女性たちの姿が・・・ありました。
踊っているのは、いつも名節に踊っているもので、北朝鮮独自の踊りです。

そして、沿道からは、つねに、「歓迎!!」「歓迎!!」という掛け声が聞こえます。

なかには、北朝鮮と中国の両方の国旗を振っている人たちもいます。
その映像をよく見ると、北朝鮮の国旗より中国の国旗のほうが大きいのです。
個人的には、いまの北朝鮮と中国の関係を象徴しているように感じました。

その間にも聖火リレーは、順調に進んでいきます。

ただし、映像を見ていると、リレーの部分は編集されているようでした。

そして、残念ながらランナーが誰なのか紹介してくれません。

なぜかランナーより、沿道を映していることが多いのです。

聖火が、戦勝広場にさしかかると、沿道で伝統舞踊&鼓笛隊&園児による一輪車芸
披露されていました。

さらに、テコンドー選手達が型を披露・・・しています。


なぜなのだ??

と、ナレーションが入り、「テコンドー選手達が型を披露して聖火を歓迎していま
す」と伝えました。

う〜〜ん、一輪車にテコンドー・・・。

まったく関係ないように思うのは自分だけでしょうか?

この後も、テコンドーの型を披露している人はたくさん出てきました。

テコンドーは北朝鮮の国技ですから、日本で言うと、相撲の四股を踏むような
感覚でしょうか・・。
平和の象徴というより、聖火リレーに便乗して北朝鮮を宣伝しているような気がし
ました。

そんなことを思いつつ、見ていました。

リレーが始まって、映像では15分後に北朝鮮での聖火リレーの最終地点、
金日成広場へ。

広場前で聖火リレーを出迎えたのは北朝鮮の美女軍団でした。

そこへ走ってきたのは、チョン・ソンオクです。

チョン・ソンオクは1999年に行われた陸上世界の女子マラソンで優勝した選手で
す。
彼女は体育英雄の称号を授与され、彼女に密着したドキュメンタリー映画も朝鮮中央テレビで放映されるほどの有名な人です。

そして、聖火リレー終了後、演説が始まりました。
その話の中でが、平壌がシルクロードの一角を担う重要都市であり、そのため聖火リレー国として選ばれたと話がありました。

これは本当の話なのでしょうか?

最後に、内閣総理金英逸(キム・ヨンイル)が、国際オリンピック委員会委員長のメッセージを代読しました。

その内容は、「莫大な予算を投入し聖火リレーを成功させ、数十万人の平壌市市民を動員するようにしてくださった偉大なる将軍様金正日同志に感謝します」というものでした。

予算が膨大かは画面からではわかりませんが、市民を動員したのは事実でしょうね。
テコンドーに、一輪車に、民族衣装をきた人たちがたくさん沿道で踊っていましたから。

レポートは以上です。
読んでいただき、ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

最後に、博士の感想を書きます。

北朝鮮政府の言葉どおり、欧米諸国とは違い、聖火は守られていました。
確かに、安全で円滑に終了しました。
ですが、統率されすぎていると感じました。
ある意味、北朝鮮らしいなぁと思っていますけどね。
個人的に一つだけ言わせてもらうと、沿道の人々の服装が、諸外国の首相を
迎えたときと、今回、聖火リレーを迎えた時と同じチマ・チョゴリだったのが残念です。

みんなが北京オリンピックのロゴが入ったTシャツを着てくれたらもっとよかったのになぁと思います。

北朝鮮での聖火リレーの映像を見られた方はなにを感じられたのでしょうか?
ぼくはみなさんが、どう思ったのか聞いてみたいです。

それから登場しなかった金総書記はこれをどのように見たのでしょうかね。
金総書記の感想も是非とも聞きたいウォッチャー博士です。

ウォッチャー博士


聖火リレー(1)


 

こんにちは。
さて、先日、お伝えしたように今日は、聖火リレーについて書きます。
長いので、二回に分けてお伝えします。

さる4月28日、北朝鮮国内を初めて聖火リレーが走りました。
その様子は日本の各メディアが伝えていましたね。
もちろん、リアルタイムでも取り上げられました。
それでも、そのすべてが伝えられていたわけではありません。
ぼくはすべてを見ることができました。
ウォッチャーだから当然でしょうか(笑)
と、いうわけで今回は、ウォッチャーが見た情報をリアルにお伝えしましょう!!

朝鮮中央テレビでも28日にその様子が早速伝えられました。
当日に伝えられることは大変めずらしいことで異例なことだといえます。

リアルタイムで伝えられた映像と違う点は、聖火リレーが始まるまでの挨拶が長い
ことです。

最初に、登場した北朝鮮のオリンピック委員長パク氏が演説の中で、
今回のリレーに対する妨害について一言ありました。

「我が朝鮮民主主義人民共和国オリンピック委員会は一部、不純勢力による
第29回中国オリンピックを中止させ、聖火リレーの権限を剥奪させようとする
行動について原則的な立場を表明してきました」

北朝鮮は前回の日記に書きましたが、中国支持を明確にしています。

パク氏の挨拶が終わると、次に駐朝特命大使の演説、その次に、平壌市人民委員会
第1委員長の演説が始まりました。

なが〜い演説のあと、聖火の点火儀式です。

すでに14分が経過しています。

いったい、いつ走るんだと思いきや・・ここで最高人民会議常任委員会委員長金永南氏が登場!!

金永南氏がパク・ドゥイク氏に聖火を渡してスタートしました。
ちなみにパク・ドゥイク氏はサッカー・ワールドカップの1966年大会で北朝鮮
が8強入りした時の主役で北朝鮮では国民的英雄の一人です。


さて、長いので今回はここまで。


リレーの様子は次回お伝えします。

ウォッチャー博士


チベット問題


 

聖火リレーは現在、中国国内を走っていますね。

この問題について、朝鮮中央テレビでも取り上げられています。


3月20日の17時の報道で、中国の外務省の声明を引用報道しました。

その中で、“チベットは中国の一部だと、暴動はダライラマが計画的に
行ったもの”だと伝えました。


そして、20時報道では・・・、


朝鮮民主主義人民共和外務省の声明を発表しました。

その中で、チベッドの暴動を行った勢力と北京オリンピックをボイコットしようと
する勢力を糾弾し、中国の立場を支持すると伝えました。

3月30日には、チベットの暴動そのものについて紹介する番組を放映しました。
タイトルは「最近のチベットの暴力輩達が敢行した犯罪的蛮行」です。

この時点では、外国メディアはチベット自治区での取材を許されていません。

なので、朝鮮中央テレビで使用された映像は、中国中央テレビのものだと
思われます。

まず、暴動はダライ集団の企みによって暴動が起きたと伝えていました。

暴動の様子を写した映像にナレーションで
「市民の耳を切り取る等の蛮行を敢行した」、
「病院の施設を壊し、銀行や商店を燃やした」、
「その火災の鎮圧のため出動した消防士らに暴行した」、
「救急車や車に乗っていた人にも残酷な暴行をした」とその様子を伝えました。

実際に、店を放火されたという青年のインタビューも引用されていました。

「ダライ集団は北京オリンピックを妨害し、チベットの独立をたくらんでいるが、
絶対失敗に終わるだろう」というナレーションでで番組は締めくくられました。

なにもしらずに見た人の心の中には、チベットの人たちがいかにひどい人たちなの
かだけが残ることでしょう。

今回、初めて中国中央テレビをみたのですが、番組の作り方が一緒ですごく驚きま
した。


そして、チベット問題の発端となった聖火リレーが先月28日、北朝鮮に
始めてやってきました。

次回の日記でその模様をお伝えします。


ウォッチャー博士


メーデー


 

こんにちは、ウォッチャー博士です。

皆様は、ゴールデンウィークをどのようにすごされましたか?

さて、5月1日は北朝鮮でもメーデーでした。

1日は祝日となり、朝から放送がありました。

2001年から毎年、南北の共同でメーデーの記念行事が、行われていましたが、
今年は中止されました。
理由は、新しい韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の対北朝鮮政策に
北朝鮮側が抗議しているからです。

そのような状況下のメーデーに、北朝鮮はどんなことをするのかなぁと思い、
興味を覚えました。

社会主義国家のメーデーと聞いてみなさんは、なにをイメージされますか?

金正日総書記の顔写真が描かれた旗を手に行進する・・・、

または、李明博大統領を批判する内容のプラカードをもって行進とか・・・。


それを頭の中でイメージでして、これは「北朝鮮の7日間」で使えるなんて
思っていました。

その答えは・・・・、

20時の報道でわかりました。

メーデーを北朝鮮の労働者らは、楽しんでいました。

労働者たちは綱引きや、ムカデ競争、障害物競走をしていました。

まるで地域の運動会をみているようでした。

地域によっては、バレーボールやバスケットをしている人たちの様子も
紹介されました。

日本ではメーデーというと、労働者が集まって労働環境の改善や賃金アップの
要求などの光景が見られますが、まったくそのような様子はありませんでした。

競技をみなが楽しんでいるという雰囲気が画面から伝わってきました。

最近、聯合ニュースなどが伝えているような食料饑餓にあるような国には
みえません。

資本主義の国のようにデモがおきず、将軍様の下で恵まれた生活を送っている事を
内外にアピールするねらいがあると思われます。

メーデーの様子は夜も寝ないで生産に励んだという労働者の言葉を日ごろ、テレビで聴いている博士には、異様な光景に写りました。

そもそも、北朝鮮の労働者は、メーデーの真の意味を知っているのでしょうか?


ウォッチャー博士


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