2008年04月23日
日本の対中外交 サバイバル策
世界を絶え間なく飛び回る日テレNEWS24特別解説委員といえば
日本政策投資銀行の参事役である酒井吉廣氏だろう。
今回の「プラネットVIEW」は日本の対中外交に焦点をあて、
「日本の対中外交 サバイバル策」をテーマとした。
近年の外交経緯、アメリカの影響、
そして中国の指導者など、実に広い視点から
日本の対中外交政策の問題点を浮き彫りにする解説となっている。
日中外交は非常にホットなテーマだけに、
複数の特別解説委員が解説をしているが、
個々の視点がよく浮き彫りになっている。
ぜひ解説を比較しながら、あなたは対中外交を
どう感じるのか投稿してもらいたい。
Comment
酒井です さん
サラさん、
なかなか専門的なコメントですね。
このプラネットVIEWも中国の話が増えていて、ちょっとオーバーフローかなと思われる中で、鋭い視点でのご質問だと思います。いつも、よくご覧頂いてどうも有難うございます。
さて、ご質問ですが、米中の戦争は「全面的な武力衝突」という意味ではないと思います。
20世紀の戦争の時代を過ぎて、21世紀になって明確になってきているのは、米国が戦争をする相手は(少なくとも戦争前の段階では)完全勝利が比較的短期間に達成できる相手に絞られています。実際、アフガニスタンもイラクもそうでした。
つまり、互角の戦いとなる可能性のある先との衝突は、「理性」という言葉で飾ってやらない、という思惑があるということです。
そうすると、どんな衝突はあるのか・・・。
経済面での衝突、米ソの冷戦時代に似た代理戦争のようなものです。
米国とモンゴルの共同軍事演習についてですが、米国は、日本、韓国、タイと、中国および共産主義圏を囲むところで行っています。
ただ、中国とモンゴルは必ずしも良好な関係にあるとは言えない。逆を言えば、だから、モンゴルの地下資源が一方的に中国に輸送されることなく、世界覇権の一要素としての注目度が集まっている工業資源の奪いあいのバランスが保たれているという現実は見逃せません。
なお、万一にも米中が戦争になったら日本も火の粉を浴びるでしょう。日本には十カ所を越える米軍基地があります。
酒井
2008年05月02日 15:22
酒井です さん
てっかんさん、
コメントを戴きましてどうも有難うございました。
他の解説者との関係を意識して、経済学的なものよりも、現実の環境にそくした内容のコメントを続けています。
やがては、日本のことについても、やっていきたいと思っていますので、宜しくお願いします。
酒井
2008年05月02日 15:13
酒井です さん
Qさん、
貴方は、社会政治学をよく勉強されている方ですね。もしかすると、私こんなことを言うのは大変失礼となるほど立派な方なのかも知れません。その場合はお許し下さい。
さて、私もご指摘の通りだと思います。
日本人は、民主主義とか資本主義の理解の内容に米国人とは違いがあるにせよ、憲法九条論に表れているように、最早後戻り出来ない「自由」な感覚になっています。
この観点からすると、中国が共産主義国である限り、本当に日中安保のような関係になることは国民感情的に難しいと思います。そこは、使い分けをして、仲良くやるということですね。夫婦間でもあるような関係かも知れません。
であれば、軍事力も、経済面での独立力も足りない日本としては、今は米国に頼る以外にない。つまり、これを利用させて貰う必要があるのだろうと思います。
覇権というよりも、米国との関係があって初めて一人前の外交が出来る国、ということだと思います。
酒井
2008年05月02日 15:12
サラ さん
番組で紹介された中国の太平洋戦略の地図を見ていて、これから先の日本の立場・状況について漠然とした不安を感じました。最近モンゴルで、米軍とモンゴルの兵士が共同軍事練習を行っているそうですが、これは、モンゴルは中国に地理的にも大変近く、将来中国との軍事的対立を想定しての、アメリカ流の「準備」なのではないかという噂も囁かれているとのこと。そこで、酒井さんに質問です。もちろん今すぐにではないとしても、酒井さんは中国とアメリカの戦争は今後あり得ると思われますか?もし、戦争になった場合は、やはり日本が「戦場」になると思われますか?Asian Union が、そのような事態(戦争)になった時、日本にとって「助け」になると思われますか?
2008年04月28日 08:57
てっかん さん
したたかな外交、というキーワードに
強い説得力を感じます。
外国に行くたびに日本の経済力が減退している状況、
アジアの中での位置づけに目を覚まされる想いがしますが、
国内にもその意識を持ち込みたいものだと思っていたので、
解説員さんの言葉に共感を持って拝聴させて頂きました。
日本はアメリカや中国の属国、
という表現などは普通のニュースでは言葉に出来ない事を、
そういう側面まできっちりと見た上で大局を見る視点が
大変面白くためになります。
今後も充実したわかりやすいプラネットVIEWを
楽しみにしております。
2008年04月26日 11:34
てっかん さん
したたかな外交、というキーワードに
強い説得力を感じます。
外国に行くたびに日本の経済力が減退している状況、
アジアの中での位置づけに目を覚まされる想いがしますが、
国内にもその意識を持ち込みたいものだと思っていたので、
解説員さんの言葉に共感を持って拝聴させて頂きました。
日本はアメリカや中国の属国、
という表現などは普通のニュースでは言葉に出来ない事を、
そういう側面まできっちりと見た上で大局を見る視点が
大変面白くためになります。
今後も充実したわかりやすいプラネットVIEWを
楽しみにしております。
2008年04月26日 11:34
てっかん さん
したたかな外交、というキーワードに
強い説得力を感じます。
外国に行くたびに日本の経済力が減退している状況、
アジアの中での位置づけに目を覚まされる想いがしますが、
国内にもその意識を持ち込みたいものだと思っていたので、
解説員さんの言葉に共感を持って拝聴させて頂きました。
日本はアメリカや中国の属国、
という表現などは普通のニュースでは言葉に出来ない事を、
そういう側面まできっちりと見た上で大局を見る視点が
大変面白くためになります。
今後も充実したわかりやすいプラネットVIEWを
楽しみにしております。
2008年04月26日 11:34
Q さん
酒井さん、
「友好的に、且つしたたかに」
私はむしろ、中国とは「冷静に、厳しく」付き合っていくことが大事だと思います。たしかに中国は軍事・経済大国で、逆らえば恐ろしく、仲良くなれば利益が手に入る、という国です。しかし、私は中国の力が長く続くか、懐疑的です。なぜなら、中国は中央政権に逆らう人々は容赦無く、時には暴力的に弾圧する国であり、人権が守られているとは思いません。現代中国人の大半の価値観も、唯物主義的であり、欧米のような宗教的な「博愛」、或いはジョン・ロックの説く「生命、自由、財産所有」、Social Contract Theoryといった民主的な発想が皆無であり、長期的なパートナーとしてふさわしいのかわかりません。むしろ、米国との関係を出来るだけ強化し、米国と英国以上のものにし、中国とは「冷静に、厳しく」するべきだと思います。どうでしょうか。
2008年04月26日 10:54