結局デザートが好きなんですね。私は。本コラム(#200)でも書いたばかりですが、もう一度。3連休に免じて書かせて下され。
先回「あんまりにも冷たすぎるのもどうかというワガママな私であります。つまり、『かき氷』みたいなレベルに至るとどうかと。『冷たすぎ』『さっぱりしすぎ』で味がよくわからないのはいまひとつ食指を動かされません」と言い切った私。しかしその後かき氷を食べました。まさに舌の根も乾かぬうちに。それがこの宇治金時かき氷です。
このかき氷のポイントは、頂点に覆い被さる抹茶ソフトクリーム、でしょう。このソフトクリームが有ると無しでは大違いです。前言における「冷たすぎ」「さっぱりしすぎ」を中和するマイルドな味わいと舌触り。まさに「ソフト」クリームの面目躍如、いい仕事をしています。…どう聞いても「かき氷レベルはどうか」という発言を翻す言い訳にしか聞こえないかもしれませんが。しかし事実抹茶ソフトの役割は大きい。タカ派のグループがそのイメージを中和するためにハト派のリーダーを戴く、みたいな感じかもしれません。とはいえかき氷の場合は全体の構造が見えているので、キンキンと頭に響く氷部分を食べるに至っても、ソフトクリームをちょっと残しておけば大丈夫(…ってなにが大丈夫なんだか)。濃い抹茶がボリュームある全体に隈無く浸透し、満足のひと盛でありました。

そしてもうひとつ。ごま風味のシフォンであります。これまた美味しかった。もはや和のテイストというのはどのお菓子にも馴染んでいますね。とりわけごまは相性が良いようであります。このシフォンはごまのせいか、口当たりが少々パサッとした感じではありますが、それを補うやわらかなホイップ、そしてメロンとイチジク。このフルーツが有るか無いかは大きなポイントでしょう。果物好きにはたまりません。季節が変わるとこの添えものも変わるそうで。楽しみです。
こうして、食欲の秋を待たずに私のデザートライフは充実していくわけです。週末にちょっと泳ぐぐらいでは消化しきれないのは、間違いありません。
投稿者 近野宏明