広島東洋カープの前田智徳選手が2000本安打を達成しました。地元広島市民球場で行われた週末の試合。満場のファンの眼前での偉業達成です。ここだけの話ですが、私は幼い頃から広島のファンでした。日本テレビの入社試験では、役員面接で当時の役員に「たまにはジャイアンツも応援してくれよな!」と明るく言われ、ホッとすると同時に「あ、懐がけっこう大きな会社なんだ」と思った記憶があります。(入社後、巨人以外のチームの熱烈なファンが結構いることが判明。それほど特別なことではないようです。まぁ「それはそれ」ということですね)。
広島には昔から、際だって目立つことはないけれども職人肌のいい選手が在籍するようです。盗塁王の高橋慶彦、渋い2番打者の正田、その系譜に連なる、打って走って守れる巧打者が前田選手です。加えて、練習が大好きという点も前田選手の特筆すべき点。究極のバッティングを目指して日々鍛錬に励む姿は、求道者のそれに見えると、様々な記事に書かれてきました。その打撃センスを称して「天才」という評論家・選手は非常に多いのですが、その基盤の上に、練習に次ぐ練習が築き上げた部分も大きいと推察します。
しかし右足のアキレス腱断裂、左足のアキレス腱の手術と、決して順風とは言い難い選手生活。己に打ち克って積み上げてきたヒットが2000本。日常生活にすら支障をきたしていたというひと頃の状況を考えると、ファンならずとも賞賛せずにはいられない偉業です。ぜひこの文を読み終わったら、前田選手に関する記事をネットで一通り見てみてください。たいへんな人物ですから。
投稿者 近野宏明