#201  夏の終わり

(2007/08/29)


 

 四季のある国、日本。ということは季節ごとにその始まりと終わりがあるわけです。なかでも「終わり」に一入の寂しさを感じるのは、「夏」であることに異論を唱える向きは…、はい、ありませんよね。無いことにしましょう。「夏の終わり」…一抹の切なさを感じませんかね?きょうは久々に真夏日も回避。日射しも弱い曇り空です。ああ、夏の終わりです。

 「春の終わり」はすなわち夏の始まり。高く青い空と白い雲に気持ちは沸き立ちます。「秋の終わり」は冬との境目がよく分からないので、ちょっと感慨を抱きにくいかなと。「冬の終わり」、雪国ならずとも冬が終わることに寂しさを覚える人はまず居ないでしょう。生命の息吹を感じる季節であるがゆえに、卒業式も入学式もぴったりと符号します。

やっぱり、「夏の終わり」はものがたりになりやすいようで、いまインターネット上の歌詞検索サイトで曲名を検索してみると「夏の終わり(含む「夏の終り」)」という曲は沢山あるのですが、その他の季節はわずかに「冬の終わり(終り)」という曲が2曲。この事実ひとつとっても、夏の終わりは特別なんだということがよくわかります。ということは。とりわけ「春の終わり」という歌詞を万人の共感できる内容で仕上げられたら、それは画期的なこと。それだけでその作詞者には尊敬の念を抱くほかないと言えましょう。

 この時期になると、ラジオを聴いていても行く夏を惜しむような曲がオンエアされます。「夏の終わり」そのものをタイトルにした前掲のような曲、歌詞の中に「夏の終わり」をというフレーズを含んだもの…。ほかにもあれこれ。やはり一抹の寂寥感を感じる曲が多いようです。我が家の周りでは、夜に聞こえてくる虫の声が、蝉から鈴虫へと明らかに変わってきました。まだ真夏日はありそうですが、朝晩は明らかに秋の気配…。皆さんにとっての、この時期にぴったりはまる曲、何でしょうか?

投稿者 近野宏明