#190  新潟のこと

(2007/07/11)


 

070624_実家の庭.jpg夏休みに新潟の実家(新潟市秋葉区=旧・新津市)に顔を出してきました。写真は実家の庭です。家から歩いて20分ほど、町の南の小高い丘の上にあるのが、新潟県立新津高校。てくてく歩いて坂を上った日々がきのうのことのようです。…ええ、それから20年近く経っているという厳然たる事実には、腰を抜かしそうです。のどかな環境のいい学校でした。今にして思えば、「空前の好景気=努力すればかなわぬことはない=夢を抱きやすい」「冷戦の終結=新しい世界の融和=我々が羽ばたく場所は世界だ!」という時代の空気、若さゆえの楽天的な思いこみもあったんですけれど。

実家では懐かしい山海の味覚を楽しんだのですが、やっぱり食べておこう、となったのが「イタリアン」です。去年6月にも本欄で紹介しましたが、太めのもちっとした(ちょっとベチャッとした)焼きそばにトマトベースのオリジナルソースがかかった新潟独自のファストフード。きざみ生姜が添えられて…ちっともイタリア風じゃないのに、「イタリアン」。家で作る物ではありません。「みかづき」という老舗が放った大ヒット商品です。

070624_イタリアン.jpg値段も安い(300円台)うえ、持ち帰りができるので、何となく「土曜の昼、学校が終わって帰宅するとそこに…」という感覚もあるメニューでした。忙しい母親にとっても便利、子どもたちは嬉しい、そういう存在。市内の高校生などは学校の帰りに寄り道して食べたりしていたのかもしれません。

正直、初めて口にしてのがオトナになってからだとしたら、そこまで美味しい!と思えるか一抹の不安があります。しかし登場以来まもなく半世紀。子どものころから口にしている新潟県人(主に新潟市周辺出身者)にとっては、「ソウルフード」に近くもあるわけです(ちょっと大げさか)。で、今回の帰省でも東京に戻る前の昼食に家族で食べました。93歳の祖母もパクパク…。やっぱり美味しゅうございました。

投稿者 近野宏明