#191  新潟のこと 2

(2007/07/13)


 

 実家の話をもう1回。ごく普通の住宅街にある我が家は、昼も夜も静かです。ま、もともと騒音をまき散らすような元凶が全くないですから当然です。日曜日の昼間、その静けさの中に、絶妙のいい塩梅に音が混じってきこえてきました。うっすら聞こえるのはAMラジオの音です。家の中で音源のほうに移動してみると、どうも隣で日曜大工をしながらラジオを付けているようです。サザンオールスターズの10年ぐらい前の曲が次々とかかります。

 こういうの、すごく好きなんですねえ。のどかな昼下がりに、決してクオリティの高い音質でなく、ゆるーい感じのおしゃべりを挟みつつ進行する地元の放送。♪ふんふーん…と口ずさめる音楽。夏らしい日射しの下、自分は日陰でなんとなく耳にする感じも。自宅でなくても、海や山にでかけて、広い駐車場に止めた車から聞こえる、そういう状況もいいですよね。蝉の声は聞こえませんでしたが、これは20年以上前から変わらない「私の好きな夏のもの」のひとつです。

 ところで、滞在中に母親が私の小さなラジオに興味を示しました。どうやら#140、#141で書いた内容を読んで、ということのよう。布団から出るには早すぎる時間に目覚めてしまったときに、隣の父親を起こすことなく楽しめそうだと言うのです。確かにイヤホンで聞けば大丈夫、もし再び寝入っても自動的に電源も切れるし…。ということで、さっそく家電量販店で同じ物を購入しました。久々のプレゼントであります。毎日のように活用していると聞きました。よかった。

 ところでまたも大雨の予報。台風4号が太平洋岸に沿って大雨をもたらしそうです。大きな被害が出ないといいのですが。3連休は厳重な警戒が必要です。無理のないスケジュールでお過ごし下さい。

投稿者 近野宏明


#190  新潟のこと

(2007/07/11)


 

070624_実家の庭.jpg夏休みに新潟の実家(新潟市秋葉区=旧・新津市)に顔を出してきました。写真は実家の庭です。家から歩いて20分ほど、町の南の小高い丘の上にあるのが、新潟県立新津高校。てくてく歩いて坂を上った日々がきのうのことのようです。…ええ、それから20年近く経っているという厳然たる事実には、腰を抜かしそうです。のどかな環境のいい学校でした。今にして思えば、「空前の好景気=努力すればかなわぬことはない=夢を抱きやすい」「冷戦の終結=新しい世界の融和=我々が羽ばたく場所は世界だ!」という時代の空気、若さゆえの楽天的な思いこみもあったんですけれど。

実家では懐かしい山海の味覚を楽しんだのですが、やっぱり食べておこう、となったのが「イタリアン」です。去年6月にも本欄で紹介しましたが、太めのもちっとした(ちょっとベチャッとした)焼きそばにトマトベースのオリジナルソースがかかった新潟独自のファストフード。きざみ生姜が添えられて…ちっともイタリア風じゃないのに、「イタリアン」。家で作る物ではありません。「みかづき」という老舗が放った大ヒット商品です。

070624_イタリアン.jpg値段も安い(300円台)うえ、持ち帰りができるので、何となく「土曜の昼、学校が終わって帰宅するとそこに…」という感覚もあるメニューでした。忙しい母親にとっても便利、子どもたちは嬉しい、そういう存在。市内の高校生などは学校の帰りに寄り道して食べたりしていたのかもしれません。

正直、初めて口にしてのがオトナになってからだとしたら、そこまで美味しい!と思えるか一抹の不安があります。しかし登場以来まもなく半世紀。子どものころから口にしている新潟県人(主に新潟市周辺出身者)にとっては、「ソウルフード」に近くもあるわけです(ちょっと大げさか)。で、今回の帰省でも東京に戻る前の昼食に家族で食べました。93歳の祖母もパクパク…。やっぱり美味しゅうございました。

投稿者 近野宏明


#189  休み明け

(2007/07/09)


 

 社会人になって以来、最長のお休みを頂きました。お陰様でリフレッシュ。きょうから気持ちも新たに取材や放送に臨みます。引き続きよろしくお願い申し上げます。

 休みの後半は髭をほとんど剃らずにいましたので、あなり怪しい風体になっておりました。見た人のリアクションがなかなか興味深いので、あえて本日はそのまま出社。いやあ、実に多様な声が聞かれました。最も多かったのは「山にこもっていた人みたい」との声。これが半分以上、7割ぐらいでした。次は「海を漂流していたみたい」…つまり、大多数のひとの目には私が髭をたくわえると、「遭難」というイメージを与えるようです。スーツを着ているのに。

そして。いちばん強烈な一言を発したのは田宮榮一さん。私を見るなり「おお、こんちゃん。ムショ帰りかい?」…さすがは元捜査一課長です。おっしゃることがひと味違います。「期間からして保釈ってところかなあ」とも。

 そのままオンエアに出てみてはどうかという声もありましたが、先ほどメイクの前にキレイに剃り落としました。なんだかこれにて、自分にまとわりついていた休みをスッパリと落としたような気分になりました。不思議なものです。不思議と言えばもうひとつ。ひげ面を「ううむ…」と今ひとつの思いで見た人が「ええー、剃ったの?」「もったいない」と言うんですねえ。これはなかなか面白い。

 という塩梅で、休み明け。気負わずに普段のペースを取り戻してお目にかかります。重ねてよろしくお願い致します。

投稿者 近野宏明