週末は歌舞伎を見てきました。今回は渋谷・シアターコクーンでの「コクーン歌舞伎」。東京に暮らす利点の一つは、こういう点に有りますね。いざ見たい!と思っても、飛行機や電車に乗って、一日がかりのスケジュールになってしまってはどうしてもしんどい。ちょっと出かけるだけですぐに舞台の前に辿り着く、終わったら気の置けない人とお茶も出来る。こういうのは簡単なようでいて、なかなか状況によっては難しいこと。
ということで、3時間半の公演は舞台上に集中してきました。勘三郎、福助、橋之助、笹野高史…いつものメンバーではありますが、やっぱりよかった。席もとってもよく、役者さんのつばを浴びちゃうような位置(つまり花道のすぐ内側)。堪能しました。
帰宅後。夜になって別件でひとつ気持ちを集中しました。ホットケーキをひたすら焼いたのです(また食べ物の話…恐縮です)。玉子が大量にあったので、これを活用すべくホットケーキを「焼き貯め」しようという算段です。
小さめのフライパンにてとろ火で一枚ずつ焼いていると、当然ですがその場を離れるわけにいきません。生地を流し込む→表面に気泡がプチプチ→裏返す→2分ほどでOK。この繰り返しですから。何度やってもそうなのですが、どうして1枚目は焼きムラができるのでしょう。2枚目からはほぼ均一なきつね色になるのに。油の馴染みの問題ということでしょうかね。しかるに、焼き色が良くなってくるのに比例して、俄然調子が出てきます。誰かお客さんが来たら美味しい焼きたてを供することが出来るのに…。じつに無念です。集中すること1時間半。18枚のケーキを焼き上げました。焼きすぎ、ですね。そのせいで気付くと足が棒になっていました。
けさ。2枚会社に持参してレンジで温めて食しました。滋味です。懐かしさの漂う甘み。ホットケーキマニアの皆さんにぜひお裾分けしたいっ。残る仲間たちは冷凍庫で「凍眠中」ですので。それにしても単調な作業を繰り返し、集中するのは悪いことではありません。お陰でそのあとの読書が捗りました。脳というのはじつに不思議。キッチンから流れてきた甘い香りが残るリビングで、日曜の夜にそんなことを考えました。
投稿者 近野宏明