テレビというメディアは怖いところがあります。本日の『リアルタイム』では、いま巷で注目されているエクササイズを取り上げました。スタジオでは、通信販売でお馴染み「ビリーズ ブートキャンプ」なるエクササイズを紹介し、私も試しに実演しました。
そのようすがこの写真。かなり真剣に全身を動かしています。これ、結構なリズム感も必要とされるので、相当な不安もありました。「鈍いヤツ…」と思われるのも(実際そうなのですが)癪にさわるし…。実際やってみて、放送後、報道フロアに戻ると、「なかなかよく動いていた」という評を得ることができました。とりあえず、ホッとしたのですが。
問題はその後です。社内を歩くと、会う知り合いの殆どが、自分の実演した通りに身振りをつけて「コレ、やってたねぇ!?」と話しかけてきます。必死に手足を振り回すその様子、見る人に相当なインパクトを残していたようです。
先週、「黒い家庭製品が人気」という企画を放送した際には、スタジオで長ネギを刻みました。その私の手際が、見る人にとっては思いがけず上手に見えたようで、これも強烈な印象を与えたようです。街を歩いていたら、見知らぬ方に「いつも見ていますよ」と声をかけられました。ここまではありがたく拝聴しました。しかし続いて「ネギ切るのホント上手いですねえ」としみじみ言われて、ちょっと絶句してしまいました。
斯様に、テレビのもつ映像の力は大きいのです。私としては、特別なゲストが出演するときや、選挙など各種の特番でいい質問をしようとか、突発事態に際して的確な実況・解説をしようと心掛けてはいます。しかし、なかなか「いい質問」「素晴らしい受け答え」「膝を打つようなコメント」は印象に残りにくい。やっぱり映像が主のメディアなんだなあと思い知らされます。映像にもにじむように、中身を磨くことに精進するしかありません。
投稿者 近野宏明