ことしの「初芝居」…もちろん鑑賞ですが、新春浅草歌舞伎でした。先日の3連休(私は土日だけですが)に浅草公会堂へ。この日はまだ松の内、しかも「着物で歌舞伎の日」。8割方、あるいはそれ以上のお客さんが和装です。無料での着付けサービスも行われていました。「お年玉」と銘打って舞台上から挨拶された片岡愛之助丈も、客席を見回して「緊張しますねぇ」と一言。後ろから見ても壮観ですから、舞台上から一人で対峙したら、むべなるかな。私も着物で出かけようか迷ったのですが、結局洋服で。しかし見渡すと男性も殆どが和服姿。ここまで多いとちょっと後悔の念が頭をもたげます。
ところで、観劇にはちょっと早く着いたので、近くのコーヒー店に入った私。コーヒーを受け取ったまでは良かったものの、座る席がない!…と見回せば、「ニュースを担当されている方ですよね」と声を掛けられました。横一列に座っている方すべてがにこやかに。空けて頂いた席に座って、隣席の男性とおしゃべりしながら熱いコーヒーを啜ります。
初詣ですかと伺いますと、奥さまと近くの「待乳山聖天」で行われている「大根祭り」に足を運ばれたそうです。供物の大根がふろふき大根にして振る舞われるようで、寒い時期にはいいお祭りですね。ところでこの方、普段は「リアルタイム」もよくご覧になるとの由。テレビニュースをどんな風にご覧になっているのか、聞かせて頂きました。私が記者出身と知って、取材現場や制作現場まで慮って頂いて。番組への温かいご注文も。
こういうあったかい雰囲気は、やっぱり下町の空気によるところでしょうか。上野や浅草などでは、声を掛けられる回数が如実に増えますね。「お休みにも声をかけられて、大変ですねえ」なんて労われたりしますが、いやいやそれも普段からご覧頂いているからこそ。きょうも皆々様の御視聴、ありがとうございます。
投稿者 近野宏明