« ユニバーサルミュージック・石坂敬一会長に聞く | メイン | 日本生活協同組合連合会・山下俊史会長に聞く »

らでぃっしゅぼーや・緒方大助社長に聞く

(2009/05/22 OA)


 

 鳥インフルエンザ、BSE(=牛海綿状脳症)、食品偽装、汚染米問題、中国製冷凍ギョーザによる薬物中毒事件…。ここ数年で、「食」への信頼が大きく揺らいだ。消費者の中には、有機野菜や無添加食品など、多少値段が高くても安心・安全を求めようと考える人も増えている。

 20年前から有機野菜・無添加食品の宅配を続けている「らでぃっしゅぼーや」は、このような消費者意識を追い風に、会員数を伸ばしている。人気の理由は、独自の安全基準を設け、それに基づいた商品を生産者と共同で企画開発するなど、安全・安心にひたすらこだわる姿勢にあった。

 しかし、最近ではオーガニック商品を扱うネット通販企業も増加し、スーパーでも有機・低農薬野菜を充実させるところが増えてきた。22日の『まーけっとNavi』「江上剛の汐留リーダーズEYE」は、らでぃっしゅぼーや・緒方大助社長を迎え、安心・安全な食へのこだわりと、競合他社とどう戦っていくのか、今後の戦略について聞く。

★★経済部長が見た舞台裏の感想!!
       「経済部長タカミンスキーの眼」★★

 食の安全・安心に社会の関心が集中する中、できるだけ自然のままの野菜や加工食品を食べたいという人が増えています。

 野菜・食材の宅配大手「らでぃっしゅぼーや」の緒方社長が本日のゲストです。柔和な笑顔が印象的な緒方社長ですが、「食の安全」や「農業問題」を語る姿は真剣そのものでした。

 日本の農業の出荷額は約8.5兆円。このうち半分が65歳以上の高齢者(農家)によって担われているといわれています。高齢化の問題は深刻ですね。農業はキツイだけで高収入が望めないからか?でも、ホントのところは自由な経営が成り立っていないことが大きな原因ではないでしょうか?消費者に喜んでもらえる「安全な野菜」を「適正な価格」で引き取ってもらえば、経営は充分に成り立つはずです。

 「らでぃっしゅぼーや」の場合、厳しい資格要件を満たす農家と個別に契約し、良質な野菜を各家庭に宅配しています。市価より2割ほど高くなりますが、その分、「安心・安全」は担保されるという、ビジネスモデルです。消費者の意識が高まるとともに、需要は増えていると言います。タカミンスキーとしては、大いに関心ありますね。

 「安心・安全」はもちろんですが、買い物に出かける事自体、お年寄りには負担です。その意味で宅配はありがたいことですよね。緒方社長は、会社という営利団体ではあるものの、企業としての「志(こころざし)」は必要だと話しています。「食を通じた持続可能な世界を作りたい」というのが理想なんだそうです。

 少子化・高齢化・・・「らでぃっしゅぼーや」さんのような企業が果たす役割は、今後もますます増えそうです。