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マルハニチロHD・五十嵐社長に聞く

(2009/01/30 OA)


 

 「マグロが食卓から消える?」-去年の秋、こんな見出しが新聞各社の紙面を飾った。健康志向や日本食ブームで世界的に魚の需要が高まり、特に人気のあるマグロなどは価格が高騰し、日本が「買い負ける」という事態が発生した。追い打ちをかけるようにマグロの漁獲規制が報じられ、「マグロが食べられなくなるかもしれない」という心理をあおった。

 水産物を世界中から調達している「マルハニチロホールディングス」の五十嵐勇二社長は、金融危機による世界的な景気後退でマグロの価格は安定したものの、先行きは不安定だという。そこで、安定した供給を保つために、注目されているのがマグロの養殖だ。水産会社をはじめ、異業種からも参入が相次いでいる。

 30日の『まーけっとNavi』「江上剛の汐留リーダーズEYE」は、マグロの養殖で既に50億円を売り上げているマルハニチロ・五十嵐社長を招き、養殖ビジネスの難しさと将来性について聞く。

★★経済部長が見た舞台裏の感想!!
       「経済部長タカミンスキーの眼」★★

 様々な魚介類の缶詰で有名な総合水産加工メーカー「マルハニチロ」の五十嵐社長が今回のゲストです。

 いや~、魚を取り巻く昨今の事情は大変ですね。資源保護のために漁獲制限の動きが広がる中、食の多様化が進んで魚の需要自体は世界的に上昇しています。価格も当然、上がっており、日本が必要量を調達できない「買い負け」の問題も発生しました。(ただし、昨今の円高で、かなり解消されているようですが…)

 まず、食の多様化について考えてみますと、健康志向の欧米では、魚のフィレを使った料理が人気です。また、中国の生活水準が上がるにつれて、国際市場での買い付け量が急激に増えており、こちらも日本にとっては懸念材料です。(中華料理も、お魚をけっこう使いますしね)。

 さらに、消費者の魚離れの問題もあります。魚は肉に比べて調理がちょっと面倒。焼けば煙は出るし、においも強いし。そう思っている人が多いんだそうです。(まあ、魚好きなタカミンスキーは、そうは思いませんけどね)。また、骨が多いので、子供にあまり食べさせない親も増えているんだそうです。

 マルハニチロさんでは、缶詰類のバラエティーを増やして、おいしく食べやすい新商品の開発に努力しているほか、レシピの提供にも積極的です。

 そうそう、もう一つ言っておかなければならないのは、マグロの養殖です。高級なすしネタでもあるクロマグロの養殖に力を入れているんですね。詳しくは本編を見てのお楽しみですが、マグロは高速で回遊する魚で、止まると死んでしまうんだそうです。。。今は、近海の漁師から稚魚を仕入れて養殖に回しているそうですが、マルハニチロでは「孵化(ふか)」から行う完全養殖事業を進めるプランが進行中だとか。まさに夢の事業ですよね。。。