スペインの風

(2007/10/31)


 

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振り返れば6月のドイツのサミットの話です。環境問題も主なテーマであったものの、実際の作業は各国の利益や方法をめぐり難航を極めたようです。欧州にいる身としてはナゼ欧州では環境への意識がここまで進んでいるのかに興味を持ちました。そして環境対策とは何なのか、どうしたらいいのか目に見える形で何かできないかを考えました。そこで出かけたのが、4月、スペインです。
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「ドンキホーテのふるさと」スペイン。昔から風力を利用していた国です。

そこの「EUモデル地区」ナバラを目指しました。

ここは自治政府があることもあり、独立した動きを見せています。
街の中にはバイオエネルギーを利用したバスが全体の4割。
研究所も充実していました。
地熱、太陽熱、ゴミ利用熱、風力、バイオエネルギーを研究し利用する様子を取材しました。
(数回に分けて放送しました)

「環境に優しいエネルギー」を利用するためには、その地域の特性を把握することがまず一番です。
スペインらしくオレンジなども利用すべく研究がすすんでいました。
また太陽、そして風もあります。

ですが「さすがだ」とおもったのは、風力発電機の下で穀物が育てられていた点です。
ほか、そこで自然に生えた植物の中にも、香辛料を発見。
スペインの風は、いい香りがしました。
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「共存」のためには地元の理解が必須ですが、それは政府の柔軟な方針があって実現するものだと思いました。・・・・将来、ほとんどの電力を再生可能な自然エネルギーでまかなえる、というこの地域。
話を聞いていて、「住民と企業を一緒に巻き込んだ積極的な政策」が原点だとも感じました。。
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さて。

取材の裏側を書いてみます。

各国によって取材の仕方は異なり、毎回驚きます。
スペインでは現地の人たちの陽気で熱心な姿に、文化を感じました。

撮影はハードで
夜まで取材したあと、次の取材場所への移動は車で7時間ありました。
着くのはだいたい朝です。

その間、気づいたこと:
①どんなに遅くなっても決して夕飯は抜かない。~深夜1時から高速でのレストランで食事をしました。
②とにかく陽気。~いつも楽しんでくれます。

そしてフラメンコの話になると止まりません。

深夜2時、移動中の車内の質問。
「フラメンコ歌手トマトの子供達のグループ名をあててみて」と聞かれました。
何だと思いますか?

答えは・・「ケチャップ」。

ずっと裏話で盛り上がっていました。
こんなお茶目なスタッフに、撮影中また機転を見せられました。

それは「ドライブショット」と呼ばれる「移動映像」を撮っていたときのことです。

カメラマン兼ドライバーという1人2役を大体、お願いしているので、
撮影中は私が運転をしようと思ったら・・・・車はマニュアルの車。
オートマ限定という私にとっては厳しい・・ことに。
そして助手のスペイン人の男子学生は免許がないと言い・・。

どうしようかとカメラを構える準備をしていたら、なんと!カメラマンが警察に電話をし出しました。

警察官らは、ミニパトカーで到着。
なんでも、「この人達に運転してもらうのさ!」とのこと。

そこに、このデコボコなコンビが乗り込み、警察の運転する車で撮影をしてきてくれました。
思い切り笑って到着。
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撮影はハードでも、楽しく進みました。
スペインを知ってもらうためには苦労をいとわない。
取材対象者はもちろん、カメラマンらを通しても、その姿勢に欧州で吹く「スペインの風」を感じました。

最後に。
途中、こんなものも発見しました!
スペインから、来年のサミット開催国でもある日本へ、風が何か吹くことになればと願っています。
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