北極圏*北の国から*その壱

(2007/04/02)


 

本当に氷は溶けているのだろうか?
この“単純な質問”を心に、地球温暖化の影響を取材しにグリーンランドを訪れました。やはりテレビで伝えたいと思ったのです。ロンドンから飛行機で数時間の距離。ですが、北極圏とあって気温マイナス35度まで下がるくらい寒さは厳しかった・・。

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着くと・・・白銀の世界の中に色とりどりの屋根が浮かんでいて、洗濯物も干されていました。しっかりとここで生活が営まれていることを感じました。

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漁師らと野山を約10時間、駆けめぐっての印象;

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それは、変化の激しい国だというものでした。「氷の寿命」というものはあるものの、氷は確実に薄くなっていました。世界最大の島とも言われるグリーンランド、その変化の意味の大きさを実感しました。
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影響は深刻です。かつて犬ぞりで走っていた場所を、今は船が行き交っていました。そうして風景が変わるのをこの10年、見てきたと、多くの人が話してくれました。
観光協会でつくる地図も実際変わっていました。かつてハイキング出来なかったところが出来るまでになっていたのです。

こちらは漁の模様;
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氷に穴を開けて魚を獲ることを続けている漁師たちは、氷が溶けた為に、かつて漁が出来た場所へ行けないと嘆いていました。

こう見えて・・・魚の大きさも変わったのだといいます:
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さらに発電所の責任者が言うには;氷が溶け水の量が増えたため、これを使うためにグリーンランドは「水力発電所を増加させている」というのです。

温暖化は二酸化炭素の増加が理由なのか?・・・これは仮説に過ぎないと、現在、「ニュースZERO」に出演中の竹内薫氏も言われていますが、科学とはそういうものなのかもしれません。ただ、「確実に暖かくなっている」とグリーンランドの住民は口を揃えて話していたことが心に残りました。

地球温暖化について映画出演そして講演活動をするアル・ゴア元米副大統領に以前、ロンドンで話を聞いたことがあります。なぜ副大統領の時に対策が出来なかったのですか?と。答えは無言。代わりに「これからが大事なのではないか」と答える人が居ました。

現在、いくつもの企業が様々な壁に当たりながら環境問題に取り組んでいます。
そのビジネスは、グリーンバブルとも言われます。

ただ実感が沸かないのも事実です。
だからこそ、実感の沸きにくい状態を、実感できるように・・したいものです。

3月一杯でリアルタイムを卒業した、潜水士・「山本真純キャスター」とは水中風景を伝えていました。三宅島の海底噴火や生物、そしてサイパン海底に眠る戦争遺跡など。天候で中断する雰囲気の中、あえて潜ったバンザイクリフ。クルーには鬼だといわれたのですが、かつて万歳と言って飛び込んでいた「その崖」の下に差す水中の一筋の光・・・という光景を撮影できたとき、一同、その映像の「重み」について意見が一致しました。

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・・テレビの記者として少しでも考えるきっかけをつくっていけたら、と改めて思います。