前回、断食月ラマダンについて書いてから早3ヶ月。
言い訳不可能なくらい長く更新が遅れたことをお詫び申し上げます・・・
ラマダンはとっくの昔(10月下旬)に明け、新年まで明けてしまいました。
更新が遅れた言い訳というわけでもないのですが、
今回は軽い話題をご提供します。
■「IBM」 In Egypt
アメリカのコンピューター会社ではありません。
エジプト人気質をシニカルに表現した言葉なのです。
I・・・「インシャアッラー」神が望み給えば、という意味で、
アラブ地域で普段の会話に頻繁に使われる表現です。
例えば、「明日、十時に集合ね」―「インシャアッラー(神が望み給えば)」。
「次の休みはどこに行くの?」-「インシャアッラー、ヨーロッパに行くつもりです」など。
本来、全知全能の神に比べ、あまりにも矮小で脆弱な人間が
思い通りに将来を語るなどおこがましい、という発想から使われる言葉のはずです。
しかし、エジプトでは期限や約束を守らないときの言い訳のように使われることが多々あります。
約束の時間や期限を守ることを当たり前と考える我々日本人にとっては、
インシャアッラーと言えば遅れても許されるのかーと突っ込みを入れたくなる言葉なのです。
B・・・「ボクラ」明日、という意味。
明日出来ることは今日する必要はない、とすべての人が考えているわけではないのですが、
「インシャアッラー、ボクラ(明日)やります」てな具合に使われます。
これも、時間や期日にルーズなエジプト人の気質を語る上で不可欠な言葉なのです。
M・・・マレーシ。(気にしない。すみません)
これまたよく耳にする表現。人にぶつかってもマレーシ。
転んで泣いている子供をあやすのにもマレーシ。
アラビア語にはもちろん、ごめんなさい、という表現もあるにはあるのですが、
謝罪の意味でこのマレーシが使われることが多く、
本当に謝ってるの?という印象を受けることもあるわけです。
以上、3つの表現をすべて使うと、次のようになります。
「インシャアッラー、ボクラ(明日)その仕事は片付けます。」
―「出来なかったら?」
「マレーシ、マレーシ。(気にしない気にしない)」
私はエジプトに赴任し、
最初に行った地元のプレスセンターの幹部からこの「3か条」を教わりました。
繰り返しますが、すべてのエジプト人がこうした行動様式を体現しているわけではありません。
それでも、一面を言い当てているのは事実です・・・
年末年始で行ったシナイ半島にあるシナイ山にて。その昔、モーゼが『十戒』を授かったと言われている山。ご来光を拝もうと思って行ったが、頂上はガスで真っ白、何も見えず・・・
ちなみに、この場所はエジプトで最も寒い場所で、頂上の気温は氷点下でした。。
■その心は・・・言い訳?!
エジプトに赴任して1年8ヶ月。
細かいことを気にしてはいられない環境の中、
「いい加減に」なっていく人も多いと指摘されます。
あるいは、私もその一人なのか。。
では、最後に今後の更新予定をエジプト風に・・・
「今年は、インシャアッラー、できるだけ頻繁に更新するようにします。
ボクラ(明日)にも、インシャアッラー、新しい記事を書き始める予定です。
出来なかったら・・・?
マレーシ、マレーシ!」
・・・皆様、今年もよろしくお願いいたします・・・








