「命」かけたフジモリ氏の挑戦! 

(2007/07/04)


 

「ミナサマ、ヨーコソイラッシャイマシタ!!」

チリで軟禁生活を送っているペルーのフジモリ元大統領のもとを、国民新党の
亀井静香代表代行の秘書N氏がはるばる日本から面会に訪れた。参院選への
出馬を要請するためだ。
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さっそくお硬い話がはじまると思いきや・・、突然フジモリ氏自らが台所に立ち、
なんと「男の手料理」を作り始めたのだ。メニューは「ペルー風エビチリソース」。
味の方はノーコメントだが、軟禁状態の中での精一杯のもてなしだった。
大統領時代、趣味で楽しんでいた料理がいまになって大いに役に立っているという。
それから2日後、フジモリ氏は出馬受諾の意志を固めることになる。
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出馬を決意した背景には、背に腹は代えられない政治家フジモリの選択があった。
大統領在任中、人権侵害と汚職に関わったとしてペルー政府から身柄の引き渡しを
求められているフジモリ氏だが、フジモリ氏自身は、エクアドルとの国境紛争を解決し、
ペルー国内のテロを撲滅、そして貧困対策に命をかけて取り組んできたという自負がある。
しかしペルーに戻れば当分は刑務所暮らしは免れない。命の保障すらもない。それなら
いっそのこと日本の国会議員となって政治活動を続け、時期をみてペルーに帰国しようという
シナリオだ。 
それでは日本の国会議員になって一体何が出来るのかという率直な疑問がある。
実はフジモリ氏の夫人、片岡都美氏は北朝鮮に独自の太いパイプを持つ。1年に
十数回も出入りし、北朝鮮の政府高官と自由に接触できる数少ない立場の人物だ。
彼女によると北朝鮮は、リマの日本大使公邸事件を解決したフジモリ氏を「英雄」として
尊敬しているのだという。フジモリ氏はこうしたパイプと外交経験を生かして、こう着
状態にある拉致問題などを一気に解決できると胸を張る。
しかし、当選しなければ自ら最悪の状態に陥ることも覚悟の上だ。ペルー国民を裏切り、
日本からも相手にされない元大統領の烙印を押されてしまうことになり、政治生命を
完全に失うことになる。

一方の国民新党だが話題作りに躍起だ。今回の出馬要請を「フジモリ救出作戦」と
呼び、フジモリ氏の知名度を最大限利用し、選挙戦を少しでも有利に運ぼうという
したたかな思惑は誰の目にも明らかだ。
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フジモリ氏が当選しても日本で議員活動を行えるかどうかは未知数だが、
フジモリ氏が政治生命をかけて打って出た危ない賭けが果たして吉と出るか凶と出るか。
日本は勿論、世界のメディアが熱い視線を注いでいる。