5月1日メーデーの日、キューバでは100万人が参加する大規模なパレードが行われた。
昨年7月末以来、病気療養中のカストロ議長だが、
このところ中国の代表団と会談したり、
対米批判の論文を共産党機関誌「グランマ」に相次いで寄稿するなど、
順調な回復ぶりをアピールしている。
このメーデーのタイミングに公の場に姿を現すだろう、と現地からの情報があり、
胸ときめかせてハバナに入った。
ハバナ市内の革命広場。赤や白に身を纏った市民が早朝3時からスタンバイしていた。
取材陣も朝5時に集合。我々もセキュリティーチェックを済ませ、革命広場で待つのだが・・・
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午前8時。パレードが始まった。
ことしのメーデーのテーマは「反米と正義」。
ブッシュ政権に立ち向かうカストロ議長を大きく称えている。
しかし、カストロ議長はとうとう姿を現さなかった・・。
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キューバ国民から圧倒的な尊敬と支持を集めるカストロ議長。
革命を達成し政権の座についてから48年の間、メーデーの行事に参加しなかったのは
59年と63年の2回だけ。外国訪問で国内にいなかったのが理由だった。
そんなカストロ議長のパレード欠席を、キューバ国民は驚く様子もない。
40歳男性:「元気で生きているならそれでいいよ!」
28歳女性:「もう年寄りなんだからゆっくり休んで!」
50歳女性:「いつもそばにいてくれるから、別に気にしないよ!」
アメリカの敵国、独裁国家と呼ばれるキューバ。
しかし人々は独裁者に対し、実におおらかで、一様に敬意と親しみを持っている。
カストロ議長の求心力はまだまだ健在だ。








